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臥薪嘗胆 金納雅彦

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呉越の戦いは臥薪嘗胆の故事を生みました。その意味は負ける戦いは絶対するな。どんな屈辱も受け入れろ。場合によっては奴隷になってもかまわない。そして力を蓄え知恵を練って勝てる機会を待てということです。決して無理して頑張れという意味ではありません。無理せず命を大事にして最善を尽くせとということです。孫子の兵法は純粋な合理主義と言えます。悪く言えば卑怯道と言えるかもしれません。卑怯も悪を倒すためなら利口と呼ばれます。ヤマタノオロチと正々堂々と戦ってはいけません。酒を飲ませ酔わせてから戦うべきなのです。

己を知れ 金納雅彦

赤城なぜ沈む
孫子は呉の国王に何が一番大事かと聞かれ「それは敵を知り己を知ることです。」と答えました。特に己を知れ、つまり身の程を知れ、怖いものを怖がれというのは孫子の兵法の根幹と言えるものです。臆病者と言われそうですが、そうではありません。大木は大風で倒れることがありますが、弱弱しい柳の木はしなるためどんなに風が吹いても倒れません。どんなに強くても何も怖がらなければ大木のように倒れてしまい、弱くても怖いものを怖がれば柳の木のように生き残ることができるのです。宮本武蔵は姫路城天守閣で孫子を読み怖いもの知らずは本当の強さではないと悟ったそうです。徳川家康も三方ヶ原の戦いで無謀な突撃をやり散々な目に会いました。そして怖いものを怖がらなかったことを恥じ自分のみっともない絵を描かせました。戦略で優れていても怖いものを怖がらなければ長続きはしません。織田信長や豊臣秀吉、西洋ではナポレオンがその例です。押さば引き引かば押す、怖いものを怖がり怖くないものを怖がらない、これが本当の強さなのです。ただ何も怖がらなければ強くなることは事実です。これは後の背水の陣で説明します。写真は無敵の空母赤城です。なぜ沈んだのでしょう。挟み撃ちの計略を怖がらなかったからです。

敵を知れ 金納雅彦

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敵がどれだけ強いのか、どれだけ利口なのか知らなければ戦うわけにはいきません。戦争では命がかかっています。一か八かの賭けは許されないのです。そして明治政府が和魂洋才と言ったように敵を知れには、いいものは敵のものでも見習いまねをしろという意味があります。考える力は誰でも平等に持っており人それぞれ得意なことが違います。誰がいいアイデアを持っているか素晴らしい発見をしているかわかりません。徳川家康は大阪城の攻め方を豊臣秀吉に教わったそうです。また著作権や発明の権利は大事なのですが、あくまで弱者保護のためのものです。それに世のため人のためになるような素晴らしい発見やアイデアは目安箱のように登録し多くの人に見てもらう制度が必要だと思います。写真は船首に窓のシービュー号、日本でもつくって下さい。

戦わずして勝て 金納雅彦

ゲッツアチャンス
孫子の兵法で大事なのは「敵を知り己を知れ」と、もうひとつ「戦わずして勝て」です。不可解かもしれませんが、まず抑止力です。大きな力を見せれば戦いは起きないということです。でも役に立たないこともあります。そして戦略的な意味です。孫子の兵法では戦争はだまし合いでなければならないと言います。正々堂々と戦ってはいけないと言うのです。正々堂々と戦うのは戦争では大消耗戦を意味します。大きな犠牲や損害を出して勝ったとしても本当の勝利とは言えません。下手をすると他の国に漁夫の利を取られてしまいます。第一次世界大戦や日本では応仁の乱がその例です。敵をだまし計略や技を使い有利な状況で一方的に勝ち、敵味方ともに犠牲を最小限にする。これが戦略上の戦わずして勝てということです。そして、もうひとつ意味があります。本来、人が人を敵に回して戦うなど利口者のすることではありません。友好を深め平和共存することこそ真の勝利だと孫子は言っているのです。

墨子のシミュレーションゲーム 金納雅彦

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孫子と墨子は弱者の味方であることは書きましたが、特に墨子は積極的に小国を助け侵略しようとする大国をいさめました。墨子本人も大国の楚に出向き国王にシミュレーションゲームを見せ小国を侵略しても負けてしまうことを証明し納得させてしまいました。どのようなシミュレーションゲームだったかわかりませんが、少なくとも将棋や囲碁のような記憶力や知能指数を競うものではなかったはずです。精巧で大きな城や兵士のミニチュア等を使ったのかもしれません。前にも書いたように戦争の勝敗は文官の記憶力で決まるのではなく、手品のような実用新案的なアイデアで決まることが多いのです。墨子の考え方は日本の自衛隊と同じ専守防衛です。絶対に自分から攻めません。自分の城を守るだけです。少々無理があるような気がしますが、彼らは土木関係に優れ様々な工夫で城を守りきる力がありました。日本の小田原城も十万の敵を何度も退けました。無傷の軍隊が様々な罠や工夫を凝らした城に立てこもれば、簡単に城は落ちません。「墨攻」という映画がありましたが、墨子の弟子が小国の城を大国から守ります。この映画でも墨子の弟子と敵の将軍がシミュレーションゲームで戦うシーンがありました。どんなゲームか知りたいものです。墨子の弟子は墨家と呼ばれ弱者の味方です。そして孔子の弟子は儒家と呼ばれ強者の味方です。このふたつは激しく対立しましたが、墨家は国王の存在を否定したため、儒家は性善説のため、ともに秦の始皇帝に弾圧されてしまいます。シミュレーションといえば、日露戦争の黄海海戦で東郷平八郎は丁字戦法をやったのですが失敗してしまいます。東郷長官はなぜ失敗したのか何度もシミュレーションを繰り返し、改良した丁字戦法でバルチック艦隊と戦うのです。今はテレビゲームでシミュレーションゲームをすることができます。次は私の好きなシミュレーションゲームを紹介します。
プロフィール

呉越の戦い

Author:呉越の戦い
金納雅彦 1958年2月20日福岡県に生まれる。中学生時代に無理な勉強をしてストレス病になり、いまだに治りません。しかし様々な経験から合理的に考えることの重大さを知ります。そして明治政府が孫子の兵法に大きく関係していることを発見します。以後、孫子に傾倒し研究を続けています。

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