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なぜかロケット 金納雅彦

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これは「大怪獣バラン」という映画です。
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しかし、なぜかロケットの打ち上げシーン。
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そして、アナログな計器類。
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いよいよ打ち上げです。
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音楽は伊福部昭さんですが、伊福部さんはこの映画に力を入れて作っているようです。
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このロケット打ち上げシーンも迫力ある音楽が使われています。
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いまや宇宙時代、宇宙旅行も夢ではない。しかし、地球にもまだ数々の謎が残されているという強引なナレーション。
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どうやら翌年の昭和34年に作られた「宇宙大戦争」に出てくるスピップ号打ち上げシーンの予行演習だったようです。

大怪獣バラン 金納雅彦

「大怪獣バラン」は円谷さんの名作怪獣映画の中で知られていない作品でした。ビデオ化も一番最後でビデオ化されないという噂までありました。しかしビデオ化されると沢山売れたのでDVD化は迷わず行われました。「大怪獣バラン」は昭和33年制作です。私の生まれた年です。余計でした。前年の「地球防衛軍」はカラー作品だったのに「大怪獣バラン」は白黒作品です。アメリカのテレビ作品として作られたからです。しかしその話はキャンセルされ映画館で上映されることになります。日本でも映画館で白黒ワイド作品として上映されます。複雑な事情を持った映画ですが、例のごとくアメリカ版はアメリカの監督が勝手に編集し直し、新しいシーンをつけたし作ってあるそうです。さらに伊福部昭さんがアメリカ版のために音楽を作ってあるにもかかわらず伊福部さんの曲はほとんど使われていないそうです。輸入盤専門の店に行けば手に入るようですが観たくはありません。円谷さん、本多さん、伊福部さんの名誉のため、もしそんなものが落ちていたら踏んでしまうつもりです。前の記事に書いたように「大怪獣バラン」は円谷さんの作品で自衛隊が協力してくれた最後の映画です。ミニチュアワークと自衛隊の実写がうまく編集されています。よく見ればミニチュアか実写かわかります。逆に言えばよく見なければわかりません。あら捜しなどせず素直に観るのが通というものです。ミニチュアとわかっても、どうやって制作したのか驚かせることもひとつの芸術なのです。実写と思ったらミニチュアだったり、ミニチュアと思ったら実写だったりすると、まるで別世界を観るようです。長く雪景色を見てない人が雪景色を見ると別世界を見るようで感動することがあります。別世界を見せるのもひとつの芸術なのです。
画像 158
東宝映画の冒頭の東宝マークの映像は円谷さんが作ったものです。後光がゆっくりと回る映像はどこのものより神秘的で気品があると思うのですが「大怪獣バラン」では違う映像です。この後字幕とともに伊福部さんの重厚で迫力のあるバランのテーマ曲が流れるのですが、お釈迦様の言葉サンスクリット語のコーラスが入っています。お釈迦様を守る鬼神という設定なのでしょうか。私が「大怪獣バラン」を観たのは大人になってオールナイトの映画館でが初めてです。小さい頃はノートの表紙にバランと石仏がいっしょに写っていたのを憶えています。
プロフィール

呉越の戦い

Author:呉越の戦い
金納雅彦 1958年2月20日福岡県に生まれる。中学生時代に無理な勉強をしてストレス病になり、いまだに治りません。しかし様々な経験から合理的に考えることの重大さを知ります。そして明治政府が孫子の兵法に大きく関係していることを発見します。以後、孫子に傾倒し研究を続けています。

ベーシックインカムやパンとサーカスそして元老院制度の実現を願っています。

ベーシックインカムやパンとサーカスを実現しよう 論より証拠やってみよう
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