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弱いものいじめ 金納雅彦

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平和時においての弱いものいじめは絶対に許してはいけない卑劣な行為です。
しかし、戦争においての弱いものいじめは絶対に必要な立派な戦略なのです。強いものが弱いものに勝つというのは普遍的な道理であり、軽々しく精神論で否定してはいけません。
もちろん孫子の兵法は弱いものが強いものに勝つにはどうしたらいいのかを合理的に考える学問です。しかし、その合理的な理由がない限り、弱いものが強いものと戦ってはいけません。徳川家康も三方ヶ原で同じ過ちをおかし、大いに反省することになります。石でタマゴを割ることはできますが、タマゴで石を割ることはできないのです。
勇敢な人ほど弱いものとばかり戦うのを卑怯で臆病と感じてしまうようです。日本機動部隊の南雲司令官もタカ派で勇猛果敢で知られていたようです。真珠湾攻撃を途中で中止したのは臆病だったからではなく、弱ったものを攻撃するのを卑怯で臆病と感じたからかもしれません。
その後も日本機動部隊は強力であったにもかかわらず、そのまま戦うのを臆病と考えたのか兵力を分散させ、珊瑚海海戦では空母2隻だけで戦わせてしまいます。そのためアメリカに長期戦を許すきっかけを作ってしまいました。ミッドウェー海戦でも南雲司令官の勇敢な決断が敗北をもたらします。
勇猛果敢、猪突猛進の人は一方的に勝つのではなく、ぎりぎりで勝たなければ勝った気がしないようです。それは味方の将兵や国の運命を危険にさらすことであり、孫子の兵法では許されないことなのです。
孫子の兵法は合理主義であり言い換えれば卑怯道です。勝てるとわかれば徹底的に戦い、負けるとわかれば徹底的に逃げなければなりません。
平和時における弱いものいじめも精神論や理想論で否定するのではなく、合理的に現実的に物理的に封じ込めなければ解決はしないのです。

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プロフィール

呉越の戦い

Author:呉越の戦い
金納雅彦 1958年2月20日福岡県に生まれる。中学生時代に無理な勉強をしてストレス病になり、いまだに治りません。しかし様々な経験から合理的に考えることの重大さを知ります。そして明治政府が孫子の兵法に大きく関係していることを発見します。以後、孫子に傾倒し研究を続けています。

ベーシックインカムやパンとサーカスそして元老院制度の実現を願っています。

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