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強い敵とは戦うな 金納雅彦

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最近の私のコレクションです。1/1100スケールの完成品模型ですが、手前の四空母は何と1/2000スケールで10cm位、しかも組み立て式、あまりにも小さいのでスクリューやマストをつけていません。それでも様になっていると思います。甲板に載っている飛行機はアリより小さいかもしれません。四空母は手前左から飛龍、大鳳。奥は左から翔鶴、隼鷹。
飛龍は他の三空母よりひとまわり小さく1万7000トン。しかし最初から正規空母として作られており優れた搭載能力を持っています。他の空母は2万5000トン以上の大型空母ですが隼鷹は商船改造の空母です。少しデブっとしてるので速力はやや遅いのですが搭載能力は正規空母に匹敵します。隼鷹は有事には商船から空母に改造するという裏技で造られたため同型の飛鷹とともに昭和17年には行動可能でした。
つまり日本は昭和17年に赤城、加賀、蒼龍、飛龍、翔鶴、瑞鶴の6隻に加え隼鷹、飛鷹の2隻、計8隻の空母と龍驤などの3隻の小型空母を持っており、まさに無敵の大機動部隊を編成し物量作戦をやることができました。
合理主義の明治政府ならこの物量作戦をやったでしょうが、昭和の日本は勇気や根性を大事にする精神主義です。男らしく正々堂々と一対一で戦おうとしました。空母を分散して行動させアメリカにつけ入るすきを作ってしまいます。その男らしいプライドがやがて何百万という日本人の命を奪うのですから、男らしいというのは本当の強さではないのです。
日本が負けた原因として必要以上に占領地を広げ戦力を分散したことが上げられます。シミュレーションゲームでも強いからといって領土を広げすぎると戦力を分散してしまい攻め込まれてしまいます。アメリカも、もともと広大な領土を持っており、全領土を守ろうとすれば大きく戦力を分散しなければなりません。しかもカナダやメキシコもアメリカの味方なので、日本がアメリカ大陸に上陸するのは空き家に侵入するようなものです。
南太平洋海戦で可動空母をなくしたアメリカが一番恐れたのはアメリカ本土に日本軍が上陸することです。増強しているハワイの軍備が無駄になり、一番の頼みにしているアメリカの工業力に打撃を受けるからです。
上陸した日本軍は決して強いアメリカ軍と戦ってはいけません。逃げ回りながら破壊や略奪を続ければいいのです。日中戦争で中国軍がやった焦土作戦を見習うわけです。しばらく肉食だけになるのが辛いかもしれません。南の島で戦うのと比べれば楽なはずです。
強い敵とは戦うなというのは孫子の兵法の真髄かもしれません。明治政府は日清戦争や日露戦争で強い敵と戦っていますが、やむを得ずであり勝てるか負けないだけの作戦や計略があってのことです。精神力だけで強い敵と戦うというのは自殺行為か無駄な消耗戦なのです。

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呉越の戦い

Author:呉越の戦い
金納雅彦 1958年2月20日福岡県に生まれる。中学生時代に無理な勉強をしてストレス病になり、いまだに治りません。しかし様々な経験から合理的に考えることの重大さを知ります。そして明治政府が孫子の兵法に大きく関係していることを発見します。以後、孫子に傾倒し研究を続けています。

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