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睡眠薬は脚気の二の舞 金納雅彦

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1980年代、イギリスにおいてベンゾジアゼピンつまり医師が処方するほとんどの睡眠薬は、重大な副作用や依存性があるとして、14000人の患者と1800の法律事務所が製薬会社を相手に史上最大の集団訴訟を行いました。結果は疑わしきは罰せずなのか、原告側の敗訴になってしまいます。もちろん金がらみで大きな圧力があったのかもしれません。

しかし、14000人もの患者の訴えを無視できなかったのでしょう。1988年に英国医薬品安全委員会は「ベンゾジアゼピンは、うつの症状のある人においては自殺を引き起こすことがある」という勧告を出します。精神的に健康な人が睡眠薬を飲むことは少ないので、睡眠薬を飲む多くの人が自殺に追い込まれる危険があるということです。

間違いなく睡眠薬を服用すると麻薬と同じように禁断症状が起きます。睡眠薬を服用する人の半数に禁断症状が起き、ヘロインの禁断症状が1週間ほどで終わるのに、睡眠薬の禁断症状は何年も続くことがあります。もちろん睡眠薬の禁断症状は服用してすぐに起こるものではなく、一度に大量に服用して起こるものでもありません。医師の処方どうりに一ヶ月以上睡眠薬を服用して体に耐性ができた時、丁度睡眠薬を減らした時と同じ状態になり、ある日突然いつでも禁断症状は起きてしまうのです。

睡眠薬の禁断症状は、ある日突然起こるので、本人もなぜ体調が悪いのかわかりません。消去法でよくよく考えて、やっと睡眠薬が原因ではないかと、たどり着くのです。もちろん間違えて他の原因だと思ってしまうかもしれません。禁断症状を治すには処方以上の睡眠薬を飲まなければなりませんが、医師は処方以上の睡眠薬は出しません。すると患者は、いつ終わるか知れない禁断症状に耐え続けなければならないのです。

話は変わって、明治政府は根本理念である孫子の兵法の「敵を知り己を知れ」にもとづき和魂洋才を国民に訴えました。もちろん西洋の長所だけを取り入れろという意味なのですが、これを勘違いした多くの人が西洋の長所も短所も取り入れ洋魂洋才になってしまいます。医療も西洋医学が取り入れられ、これまでの漢方を排斥してしまいます。

江戸時代、脚気は漢方によって経験的に白米が原因であり、麦飯、蕎麦、小豆などを食べれば治ると知られていました。しかし、西洋医学は経験的な知恵に頼る漢方をただの迷信だとして否定してしまいます。そのため明治時代は脚気が大流行してしまいます。毎年、数万人の脚気による死亡者が何十年にも渡って続きます。日清日露の戦争で多くの陸軍兵士が脚気によって死亡したことは有名です。

脚気は結核とともに明治時代の二大国民病と呼ばれました。確かに結核は細菌が原因だったので、西洋医学が多くの人の命を救いました。しかし、脚気においては西洋医学が多くの人の命を奪ってしまいました。西洋医学は理論に固執するあまり経験的な知恵を否定してしまいます。経験的な知恵を否定することは、患者の声や臨床試験の結果まで否定することになりかねません。経験や実践を伴わない理論は一方的な理論であり机上の空論です。大きな間違いを何度も繰り返してしまいます。

西洋医学は大きな間違いを何度も繰り返し、なかなかその間違いを認めませんでした。認めたとしても仕方がないと反省もしません。まるでファシズムか玉砕戦法のようです。漢方も経験だけに頼り理論的に考えることをしないと、結核のように治せる病気も治せなくなってしまいます。理論も経験も両立しなければなりません。西洋医学も漢方もお互いの長所を尊重し自らの短所を改めなければならないという見本のような話です。

明治天皇は、孫子の兵法に傾倒する明治の元勲達を見習われたのか洋魂洋才にはなりませんでした。白米か麦飯か散々迷われ麦飯を食べることにして脚気にならずにすんだそうです。鈴木梅太郎の発見によって脚気の原因が白米だとわかっても、やはり麦飯はまずいということで、大正時代再び脚気が大流行してしまいます。江戸時代のように蕎麦や小豆を食べるように推奨すれば良かったのかもしれません。

さて、睡眠薬ですが、睡眠薬も脚気の二の舞になっています。西洋医学は理論に固執し経験的なものを否定するため、患者の声や臨床試験の結果を軽視してきました。睡眠薬の禁断症状によって行動力を失われた患者が必死に被害を訴えても、医師達は睡眠薬が悪いのではなく患者の方に問題があるのだと、まるでいじめを正当化する子供の言い訳のようなことを何十年間も言い続けてきたのです。

睡眠薬の臨床試験も健康な人だけで行われたり、一ヶ月以上のものでなかったりと真面目な臨床試験は行われません。イギリスで行われた真面目な複数の臨床試験では自殺者が出ています。しかし、経験的なものを否定する西洋医学は何人自殺者が出ても睡眠薬が原因ではなく精神的な病気が原因だと無視してしまうのです。

医師が処方するほとんどの睡眠薬つまりベンゾジアゼピン通称ベンゾは、日本では600万人以上に処方されます。抗不安薬、抗精神病薬にもベンゾは含まれており、1000万人近い人にベンゾが処方されます。100人の臨床試験で1人でも自殺者が出れば、日本全体では10万人の自殺者が出ることになります。

睡眠薬の禁断症状は苦しかったり、だるかったり、食欲不振、排便困難、歩行困難、ストレス病の悪化、頭痛、重度の不眠症など数多くの種類があり、起こる症状は人によって様々です。中には心臓発作など死亡してしまう症状もあります。睡眠薬をやめるには、2~3ヶ月をかけて錠剤を少しづつハサミで切りながら減薬するという大変な作業が必要ですが、少しづつ減薬しても禁断症状は起き、断薬した後も禁断症状がいつまで続くかわかりません。

睡眠薬を医師の処方どうりに一ヶ月以上服用する人の半数に禁断症状が起こるのですが、何十年も睡眠薬を服用して禁断症状が起きない人もいます。そういう人もいつか耐性がついてしまうと重度の不眠症などの禁断症状に苦しむことになります。睡眠薬の副作用と言われてきたものは、全て禁断症状だったようです。

ベンゾケースジャパンを検索すると、睡眠薬で死亡したと思われる海外の十数人の有名人が載っています。中にはエルビス・プレスリー、マイケル・ジャクソン、ホイットニー・ヒューストンの名もあります。マイケル・ジャクソンは海外では麻酔薬とベンゾジアゼピンの常用で死亡したと報道されました。しかし、日本だけは痛み止めの常用で死亡したと報道されました。さらに10年程前からイギリス議会で追及されるようになって、西洋諸国ではベンゾジアゼピンの使用量は激減しているのに、日本には何の情報も入ってきません。

もし、製薬会社などが政治やマスコミに圧力をかけ時代錯誤の報道管制を布いているのであれば、とても許されることではありません。イギリス議会で使われた言葉ですが、まさに国家的スキャンダルです。製薬会社は信用が命です。目先の利益だけを見て馬鹿なことをすれば、墓穴を掘るだけです。ベンゾの使用量が激減して、どれだけの損失になるか、どれだけの失業者が出るか知りませんが、人をだまして薬に依存させ苦しめ殺してしまうというのは、絶対に許されることではありません。歴史に残る万死に値する罪です。

日本の有名人で睡眠薬で死亡したと思われる人を少し調べてみました。すると簡単に5人の名が出てきました。飯島愛さん、中川一郎氏、その長男中川昭一氏、田中角栄氏、萩原流行さん、いずれも原因不明の死とされ様々な情報が流れました。そして、医師の処方どうりに睡眠薬を服用していたことも共通しています。萩原流行さんの場合、検死の結果原因がわかりませんでした。交通事故が原因なら簡単にわかると思うのですが、そうすると睡眠薬が原因という可能性が出てきます。睡眠薬は就寝前に服用していたので事故とは関係ないという話がありますが、睡眠薬の禁断症状は体に耐性がついた時いつでも突然起こるもので、本人もなぜ苦しいのかわかりません。禁断症状には心臓発作などの死亡してしまう症状もあり、それなら検死の結果原因不明というのも説明がつきます。

誰もが知っている日本の有名人は多くても数百人でしょう。有名人の数を130人にすると5人死亡すれば日本全体で500万人が睡眠薬で死亡することになります。有名人の数を1300人にしても50万人が死亡することになります。日本で睡眠薬を処方されるのは600万人以上、ベンゾを処方されるのは1000万人。そのうち半数に禁断症状が起こるのですから、何百万人もの人に禁断症状が起こり、なぜ苦しいのかわけがわからず、睡眠薬が原因だとわかっても誰も相手にしてくれず、ただ苦しみに耐え泣き寝入りするしかありません。いや寝ることさえできないのです。
その中には苦しみに耐えられず自殺をする人、働けなくなり飢え死にする人、禁断症状そのもので病死する人などを合わせると毎年何万人どころか何十万人の人が死亡している可能性があります。これが紛れもない現実なのです。

日本以外のアジア諸国はどうなのでしょう。日本以外のアジア諸国は経験を重要視する漢方などを尊重しています。すでに睡眠薬の歴史などを調べ、これは危険な薬だと直感しているのかもしれません。一番使用量の多い国は韓国で、それでも日本の20分の1なのです。洋魂洋才になった日本は世界から取り残された唯一のベンゾ後進国ということになります。日本人が外国に行けば、きっと後ろ指を差されることでしょう。

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ジャーナリングと自律訓練法をどうぞ

初めまして。
ブログ「現代謡曲集 能」の翁元雅です。

既に御存知かも知れませんが、
ジャーナリングとは、
自分の思いを文章化し、
書き終わったら消去する。
これだけです。

自分の悩みを抱え込んでいると、
それ自体がストレスになります。
それを文章化すると、
情念が左脳を通過し、
癒しの効果があります。

例えばこんな風に。

「畜生、眠れない。
 もう俺なんかダメだ!
 金もないしお先真っ暗だ!」

書きたいだけ書いたら客観的な評価です。

「眠れなくても死にはしない。
 俺がダメだと言っても、
 アフリカの紛争地なら、
 10歳にもならない子達が、
 自動小銃で人殺しを強制され、
 自分も地雷や銃弾で、
 手足を失ったり死んだりしている。
 その子達や親に比べれば、
 よっぽどましだし、
 俺は人殺しなどした事もない。
 その俺が何でダメなんだ?
 金?
 世界中で失業者が苦しんでいるが、
 それは俺のせいじゃないし、
 日本だってリストラに遭った人ぐらい、
 何万人の桁でいる。
 少なくとも俺個人のせいじゃない」
この時には感情抜きで、
第三者として、
自分自身のカウンセラーとして、
客観的な事実を書きましょう。

書き終えたら消去すること。

読み返すともっと落ち込むので消します。

それでも気分が収まらないなら、
その自分の感情をまた文章化し、
同じ事を繰り返します。

ただ、最初は一気に感情が出やすく、
疲れやすいので、
15分程度で切り上げるようにしてください。

自律訓練法は、
寝る前にベッドで横になるか、
疲れた時に長椅子などで横になってやると、
良く眠れます。

北海道大学か九州大学医学部のが有名なので、
調べてみて下さい。

Re: ジャーナリングと自律訓練法をどうぞ

> 初めまして。
> ブログ「現代謡曲集 能」の翁元雅です。


ご忠告有難うございます。私はストレスの病気で実は文章を書くのは苦手です。しかし参考にさせてもらいます。
プロフィール

呉越の戦い

Author:呉越の戦い
金納雅彦 1958年2月20日福岡県に生まれる。中学生時代に無理な勉強をしてストレス病になり、いまだに治りません。しかし様々な経験から合理的に考えることの重大さを知ります。そして明治政府が孫子の兵法に大きく関係していることを発見します。以後、孫子に傾倒し研究を続けています。

ベーシックインカムやパンとサーカスそして元老院制度の実現を願っています。

ベーシックインカムやパンとサーカスを実現しよう 論より証拠やってみよう
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