FC2ブログ

絶対に負けられないでは負けてしまう 金納雅彦

20150522225802281.jpg
絶対に負けないとか絶対に勝つと思うのは孫子の兵法では許されないのです。

絶対に勝つと思って強い敵と戦うと、恐怖やプレッシャーは最大となり、どんなに頑張っても思うように体が動かず本来の力を出せないまま負けてしまいます。ヘビににらまれたカエルになってしまうのです。

また、絶対に勝つと思って弱い敵と戦うと油断をすることになり本来の力を出せずに計略にかかったり思わぬ落とし穴に落ちてしまいます。
b0144023_9454650.jpg 
この写真が背水の陣であり窮鼠猫を噛むということです。ネズミは絶対に勝つと思って戦うのではなく、負けてもいい死んでもいいと覚悟を決め恐怖やプレッシャーを小さくして戦うのです。

ただ、負けてもいい死んでもいいと思うのも度が過ぎると油断になってしまいます。つまり、恐怖、プレッシャー、緊張というものは大きすぎてもいけないし小さすぎてもいけない、程よい緊張が必要ということになります。
e5ec9_620_e36295bf_9a02d387-m.jpg 
勝つと思うな思えば負けよというのは柔道だけではありません。サッカーワールドカップでジャマイカが勝たなくていい楽しみましょうとディズニーランドで遊んだあと、急に強くなり一方的に日本を負かしてしまったことを忘れてはいけません。

日韓共催のワールドカップで韓国が強かったのは、忠臣蔵の討ち入りで行われた一向二裏つまり三人一組で敵を囲み敵から囲まれないようにする作戦がうまくいったからと言われています。

忠臣蔵には山鹿流陣太鼓が出てきますが、山鹿流とは孫子の兵法そのものなのです。

日清戦争と日露戦争では世界中が日本は簡単に負けると思っていました。そして、全ての日本人も大国相手に本当に勝てるのか半信半疑だったのです。日本は絶対に勝つと言う人がいたら楽観的過ぎる、能天気、無責任と馬鹿にされたはずです。

しかし、絶対に勝つと思っていなかったおかげで戦争中に大きなダメージがあっても、織り込み済みということで大きな精神的ショックを受けることなく戦い続けることができました。

ところが清国とロシアに勝ったために日本は絶対に勝つという持ってはならないプライドを持ってしまったのです。

太平洋戦争では日本は絶対に勝つと思って戦ったため、ミッドウェーで一度大きなダメージを受けると、その精神的ショックは最大になり積極的な作戦は行われなくなり守るだけの戦争になりました。ヘビににらまれたカエルになってしまったのです。

勝敗は天が決めることで人間は最善を尽くすことしかできません。最善を尽くしても相手が同じなら負けることもあり、最善を尽くさなくても相手が同じなら勝つこともあります。

戦争に必勝はなく、できる限り避けなければならない恐ろしいものなのです。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

呉越の戦い

Author:呉越の戦い
金納雅彦 1958年2月20日福岡県に生まれる。中学生時代に無理な勉強をしてストレス病になり、いまだに治りません。しかし様々な経験から合理的に考えることの重大さを知ります。そして明治政府が孫子の兵法に大きく関係していることを発見します。以後、孫子に傾倒し研究を続けています。

「弱者の味方 孫子の兵法 」 簡単でよくわかる
最新記事
Translation(自動翻訳)
ナイト2000

きんのうまさひこきんのうまさひこ

カテゴリ 古い順
メッセージ1
メッセージ2
本日の残り時間
消す?
消す?

終わる時は更新ボタンを押してください。
※JavaScriptをONにしないと利用できません。

リンク
カウンター
PikaPika_Atlantis
Present's by
3ET
キラキラ星2
UFOを見たら幸運