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パンとサーカスこそ真のベーシックインカム 金納雅彦

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現在西洋で試されているベーシックインカムは、全国民にお金を与えるとか、そのために年金などの支給をなくすとか大変な話になっており、リアリティーがなくなっていると言われています。

西洋式のフェアプレーなのかもしれませんが、裕福な人に月何万円かのお金を与えてもどぶに捨てられてしまうと言う人がいます。

財産と収入を捨てれば誰でも生活保護を受けられる、これが真のベーシックインカムなのです。

我々が目指すべきなのは空前絶後の大繁栄の実績のあるローマ帝国のパンとサーカスです。パンとサーカスの目的はただひとつ貧困をなくすことです。

貧しい人でも最低限の生活ができるようにみんなで助けてやるという考え方は決して無理な話ではなく理想論でもありません。優しい人間なら誰でも考えつくことだと思います。

日本でも生活保護費を外国並みに引き上げれば十分に可能だと思われます。
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日本では物乞いがいると犯罪者として罰せられます。ローマ帝国では物乞いがいると皇帝からじきじきに金貨が与えられます。どちらが残酷でどちらが優しいのか、どちらが野蛮人でどちらが文明人なのかはっきりさせなければならないと誰かが言っています。

ローマ人は人をムチで打ち動かすことが、いかに効率が悪く反乱を起こしかねない危険な行為かよく理解していました。しかし我々はそれを全く理解していません。人をムチで打ち餓死者やホームレスなどの見せしめがなければ人は動かないと信じているのです。

ローマ人が何でも耐え忍ぶ日本人を見たら、ムチで打たれるのが好きな変態だと思うに違いないと言われています。

恩を仇で返す人はいますが、多くの人は仇は仇で返し恩は恩で返します。パンとサーカスで生命と生活そして自由を保障されたローマ人は恩を恩で返しローマ帝国に忠誠を尽くしたのです。

歴史上強大な国はいくつもありましたが、いずれも恐怖で支配しようとしたため仇を仇で返され長続きはしませんでした。しかしローマ帝国はパンとサーカスによって全国民を幸福にすることが繁栄の道だと考えたのです。

ローマ人が書いた日記には自分たちがいかに幸福かを書いたものが多く出てくるそうです。もちろん強制して書かされたものではありません。このような日記が出てくるのはローマ帝国だけであり、人類が最も幸福であった時代と言われる証明になっているのかもしれません。

日本人は生命も生活も保障されないまま何とか生き残ろうと傷つけ合いながら必死にもがき苦しんでいます。絶対生活に困らない裕福な人も、不幸な人を人と思わない悪魔にならなければ幸福になることはできないと言う人もいます。

ローマ帝国の奴隷制度は征服した民族が反乱を起こさないようにローマ人になってもらうための仕組みでした。ローマ帝国の奴隷は過労死させられる日本のサラリーマンよりはるかに高待遇だったと言われています。奴隷は10年から20年で奴隷から解放されローマの市民権が与えられました。貧困に苦しむホームレスだらけのアメリカに市民権という言葉を使う資格はないと言う人もいます。
07_20180226161650405.jpg これは現代ではありません。2000年前のローマ帝国です。パンとサーカスによって貧困がないため人を酷使するブラック企業は人を雇えず存在しません。したがって勤労意欲は高く様々なものが作られました。

現在のコンクリートよりもはるかに頑丈で耐久性のあるローマンコンクリートによって高層ビルが建ち並んでいたのです。コンクリートを使った国はローマ帝国だけであり、我々は産業革命以降それを真似ているだけと言われています。

学者、芸術家、技術者、発明家などは貧困に苦しむことなく活動ができローマ帝国は高度な文明を誇ったのです。ゴッホがローマ人だったら自殺をしませんでした。
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ローマ帝国では最低限の生活でいいのなら怠けたい人はいくらでも怠けることができます。しかし怠け者を馬鹿にしてはいけません。もしかすると人類を救ってくれる三年寝太郎かもしれないのですから。人はいそがしければいそがしいほど思考力を失うと誰かが言っています。

働けば楽をして儲かるローマ帝国なので働かない人は無欲な人ということです。

ローマ帝国が滅びたのは、あまりにも繁栄しすぎ金も力もあったので謙虚さを失い怖いもの知らずになってしまったようです。

敵として戦っていた野蛮なゲルマン人が、より野蛮なフン族に虐殺されるのを見て同情し、難民として受け入れてしまったのです。

ゲルマン人をバーバリアンつまり野蛮人と見下すローマ人と野蛮ではないと主張する野蛮なゲルマン人がうまくいくわけがありません。ローマ人とゲルマン人はたびたび衝突を起こし、あるいは仲良くなってフン族を撃退しました。

ローマ皇帝はゲルマン人を傭兵にして金の力で飼いならそうとしましたが、野蛮なゲルマン人にお金の有難さや宝物の価値は理解できません。やがてクーデターを起こされローマ皇帝は自ら退位してしまいます。ローマ帝国は巨大なまま消滅したのです。

皇帝を失ったローマ人は烏合の衆になり、持っていた貨幣の価値がなくなり、ゲルマン人と同じ自給自足の原始生活になってしまいます。文明人のローマ人にこれは耐えられることではなく、少子化が進み世界人口の3分の1を占めたローマ人はいつの間にかいなくなってしまうのです。先行き不安で少子化が進む日本も人事ではないと思われます。

ローマ帝国が滅びるとヨーロッパの人口は減少し読み書きできる人がいなくなり詳しい歴史が残っていません。少数の野蛮なゲルマン人による支配が続くことになったのです。ローマ帝国が滅びてから1000年以上にわたってヨーロッパは暗黒時代と呼ばれることになります

中世に起こったルネッサンスはギリシャ・ローマ時代の文化や芸術を復興させようということです。つまりゲルマン人の文化や芸術は何もなかったということです。

近代になると西洋人は自分達が野蛮なゲルマン人だと気づきゲルマン人をゲルマン民族と呼び変え、まるで野蛮人ではないかのようにごまかしてしまったのです。
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今の西洋人はゲルマン人であり、バーバリアンであり、野蛮人だとバレてしまいました。

映画などを観てもローマ人は清潔な文明人に見えるのに、ゲルマン人は鉄の武器は持っていますが汚い原始人に見えます。というか本当にそうなのです。

ゲルマン人はローマ人のように風呂に入ったり優れた上下水道を作って清潔にしていると体に免疫がつかず病気になってしまうと固く信じました。それは現在の西洋人も同じなのです。確かに少し正しいのですが大きく間違っています。免疫をつけるのも程々にしなければなりません。

日本人は西洋人を南蛮人と呼びました。決して侮辱したわけではなく差別したわけでもありません。実際会ってみたら汚かったり臭かったりしたのです。風呂に入らずどこでもウンコの西洋人は野蛮人にしか見えなかったのです。

ギリシャ・ローマ時代は戦争はありましたが、一度もオリンピックが途絶えなかったと言われるように比較的平和でした。ローマ時代は清潔だったので病気が流行することもなかったのです。

しかしローマ帝国が滅びるとヨーロッパは戦争と病気に明け暮れました。そして1500年経った今でもそれは続いているのかもしれません。ゲルマン人の少し正しいことを絶対正しいと信じ込み絶対間違いを認めないという考え方は、自己主張の激しい現代の西洋思想そのものと言われます。

一方的理論で間違いを認めないという考え方はドイツとイタリアでファシズムとして現れます。ナチスは自らをゲルマン民族だと呼んでいました。バーバリアンであり野蛮人だと威張っていたのです。

一方的理論で間違いを認めず、よく考えず猪突猛進というファシズム的思想はゲルマン人のものであり現在の西洋人のものでもあります。西洋の学問はプライドが高く権威主義と言われるように権威ある学者が一方的理論を作り間違いとわかってもなかなか間違いを認めません。ファシズムだと言われても仕方がないのかもしれません。

西洋の学問はダーウィンやウェーゲナーが常識をくつがえす考え方をすると一方的理論で迫害しました。また資本主義や共産主義を実際やってうまくいかなくても無視し一方的理論で続けています。

嘘発見器もいくら冤罪者が出たという報告があっても無視され一方的理論で使われ続けています。今は禁止されているストレス病を外科手術で治そうとしたロボトニー手術も、手術を受けた患者に異常があるのに無視され一方的理論で多くの人に行われノーベル賞までもらい史上最悪のノーベル賞と呼ばれています。

血液製剤が危険だとわかっても、絶対にに危険だという証拠がないから安全だというとんでもない一方的理論で使われ続けました。

脚気においても白米が原因だという臨床的証拠があっても無視され、一方的理論で白米は安全とされ、多くの日本人が死亡しました。

睡眠薬においても一方的理論によって長く安全とされてきましたが、西洋ではようやく危険性が証明されほとんど使用されていません。西洋医学を鵜呑みにした日本だけが睡眠薬を大量使用して多くの死亡者を出しています。死亡者の多くが原因不明の心不全になっているのです。

とにかく西洋の学問はプライドの高い権威主義であり、何かを見落としたか何かを錯覚した一方的理論が多く、なかなか間違いを認めないのです。

なぜなら西洋の学問はよく考えず猪突猛進する野蛮なゲルマン人の学問だからだと誰かが言っています。

今の西洋人つまりゲルマン人によってパンとサーカスが国民を甘やかし愚かにする愚民政策だと批判することがありますが、野蛮人が文明人を批判するのを東洋では「釈迦に説法」と言うのかもしれません。

サッカーの応援を見ても、多くの人が入れ墨をしているのを見ても、犯罪が多いのを見ても、銃の規制をしないのを見ても、今の西洋人が野蛮なゲルマン人だからだと言う人がいます。

ゲルマン人はローマ人から野蛮人と呼ばれ怒りましたが、今の西洋人は野蛮でなぜ悪いと居直っています。むしろ野蛮であることを誇りにしているのです。バーバリー、バーバリアンつまり野蛮、野蛮人というブランドがあるのですから。

日本で野蛮、野蛮人と会社名にしたらうまくいくわけがありません。暴力団や暴走族でももっとましな名前をつけるからです。
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今の西洋人は野蛮なゲルマン人なのですが決して悲観することはありません。なぜならゲルマン人がローマ人になることもあったからです。改心して精進すれば野蛮人も文明人になることができるのです。

そのためにはお風呂に入り優れた上下水道を作りどこにでもウンコやごみを捨ててはいけません。強い自己主張をやめ、よく考えず猪突猛進のファシズムを捨て、孫子の兵法の「敵を知り己を知れ」に習い高いプライドを捨て謙虚になって、一方的理論にならないように、あらゆる角度からよくよく考えなければなりません。

見習うところもあれば、突っ込みどころ満載の西洋の歴史は実に興味深いものです。

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プロフィール

呉越の戦い

Author:呉越の戦い
金納雅彦 1958年2月20日福岡県に生まれる。中学生時代に無理な勉強をしてストレス病になり、いまだに治りません。しかし様々な経験から合理的に考えることの重大さを知ります。そして明治政府が孫子の兵法に大きく関係していることを発見します。以後、孫子に傾倒し研究を続けています。

ベーシックインカムやパンとサーカスそして元老院制度の実現を願っています。

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