FC2ブログ

ローマ帝国の民主主義は現在のものより優れている 金納雅彦

ans-331026236.png
これはローマ帝国の国旗です。SPQRとは「元老院とローマの人民」という意味です。ローマ皇帝の意味はありません。

これを日本に置き換えると「国会と国民」ということになります。これはまさしく民主主義の旗なのです。

民主主義と言うと近代のものだと思われがちですが、古代ギリシャ・ローマ時代にすでに民主主義は存在しました。王の独裁は許さないということで始まったものであり、近代の民主主義と何ら変わるところはありません。

ローマ帝国の民主主義は共和制と呼ばれ、国民から選ばれた元老院議員300名によって政治が行われたのです。

しかし、船頭多くして船山に登ると言います。多くの議員が議論をし対立するとなかなか結論が出ず結局何もできないということになります。戦争においても複数の指令が出たために負けてしまうということもあったのです。

そこで元老院が選んだローマ皇帝に政治や軍事を任せることになったのです。これは今で言う大統領や総理大臣にあたります。
DSC08376-799e1.jpg 
ローマ皇帝には大きな力とともに大きな責任も与えられました。ローマ皇帝は元老院の信任がなければなることはできず、元老院の意向を無視して政治をすることはできません。

さらに悪い政治をやったとみなされた場合、ローマ皇帝は元老院によって殺されてしまうのです。

それに比べ大統領や総理大臣は大きな力は与えられますが大きな責任は与えられません。何があっても辞任すれば責任が取れてしまうのです。

そのため大統領や総理大臣は、なってしまうと天下を取ったと勘違いをし、自分の利益しか考えなくなります。そして悪事を繰り返し、公約や国民の幸福など忘れてしまうのです。
007_20190916133643ba0.jpg
ローマ皇帝カリグラとネロは悪い政治をやったとみなされ元老院によって殺されてしまいました。歴代のローマ皇帝はその二の舞にならないように必死に国民の幸福を考え自らの人気を保たなければならなかったのです。

そのためローマ帝国はさながら巨大なテーマパークになりました。誰もが歴史の時間に習ったことがあるように様々な娯楽施設であふれたのです。

大統領や総理大臣も悪い政治をやったら殺せとは言いませんが、終身刑くらいは覚悟してほしいものです。

ローマ帝国が国民の幸福のためにやった最大のものはパンとサーカスです。無償で食料と娯楽が与えられたのです。

これにより餓死者や貧困はなくなります。さらにブラック企業がなくなるので働く人は楽をして儲かり、働かない人は自由に活動ができるため高度な文明を持つことになったのです。

ローマ帝国が滅びるまで続いたパンとサーカスはローマ帝国大繁栄の原動力だったのです。

現在の日本では全国民をまかなうだけの十分な食糧があるにもかかわらず、おかしな精神論によって全ての人が簡単に食料を手に入れることはできません。

そのため多くの餓死者、自殺者、ホームレスが存在します。弱者は苦しめぶっ殺せ子孫なんか残すな劣等な人間は根絶やしにしろ、とヒットラーのようなことを考えているのが現在の日本なのです。

必要な仕事というものは自然と高待遇になり誰かがやるものです。無理矢理仕事を作り無理矢理働かせれば世の中うまくいくと信じている我々は、何か大きな間違いをしているのかもしれません。

経済的理由で夢を諦めた人は多いと思います。パンとサーカスがあれば発明、研究、芸術、スポーツなど何らかの夢を持っている人は一生夢を追い続けることができます。もちろん成功すればその影響は大きいのです。

最低限の生活が保障されていれば、ゴッホは自殺をしませんでした。
003_201909170917411c5.jpg
ローマ人は奴隷を持つことがどんなに効率が悪く危険なことかよく知っていました。ローマ帝国に奴隷は必要なかったのです。

しかし征服した人々をすぐに自由にすると反乱を起こされる可能性が高いのです。そのため20年ほど奴隷になってもらいローマ帝国の素晴らしさを理解させて奴隷から開放しローマ人にしたのです。

ローマ帝国では奴隷を虐待すると罰せられました。日本では勤労者を虐待するとパワハラと呼ばれるだけです。

ローマ帝国の奴隷は日本の勤労者より高待遇だったことは「世界不思議発見」でも取り上げられました。元奴隷がローマ皇帝になることもあったのです。まさに民主主義の国なのです。

勤労者を酷使するのと高待遇にするのと、どちらがやる気が出るのか少し考えればわかることです。

ローマ帝国の勤労者は午前中は働き午後は遊ぶのです。よく働きよく遊べということです。一日中働く日本人をローマ人が見たらダラダラと怠けているようにしか見えないのです。

ローマ人がどんなに素晴らしい仕事をしたのかは遺跡を見ればわかりますと言いたいところですが、ローマ人が作ったものは野蛮なゲルマン人に長い年月をかけことごとく破壊されたためほとんど残っていません。
DSC08372-213b3.jpg 
唯一残ったのがこのパンテオンです。ローマ帝国の神殿だったのですが、キリスト教の神殿になったので破壊を免れたのです。
colosseo.jpeg 
コロセウムもゲルマン人によって破壊されたのですが巨大すぎて破壊しきれなかったのです。

驚くのはこれらの建築物がコンクリートで作られていることです。コンクリートはローマ帝国の発明だったのです。

ローマ帝国が滅びるとコンクリートは使われなくなり、近代になってようやく我々はローマ帝国の猿真似を始めているのです。

猿真似ということはローマ帝国のコンクリートは現代のコンクリートより優れているということなのです。
Empire-State-Building.jpg 
現代のコンクリートの寿命は長くても100年と言われています。エンパイアステートビルは建てられて100年近くになります。タダで住めると言われても私は拒否します。

しかし、パンテオンは2000年間変わることなく残っているのです。

ローマ帝国のコンクリートはローマン・コンクリートと呼ばれ、時がたてばたつほど強度を増すと言われています。他にも優れた特性があり、なぜこれを見習わないのか不思議です。

ちなみに現在の西洋人のほとんどがローマ帝国を滅ぼした野蛮なゲルマン人の子孫なのです。ルネッサンスでギリシャ・ローマ時代の文化や芸術を復興させようとはしましたが、本気でローマ帝国をリスペクトすることはできないのです。

ゲルマン人はローマ帝国をただの強大な侵略者にしか見えなかったようです。しかしローマ帝国の実情を理解していたら喜んでローマ帝国の奴隷になり解放されローマ人になれる日を待ったはずです。

結局ゲルマン人は文明人であるローマ人に反発し野蛮で不潔であることを誇りにしてしまいました。ゲルマン人の歴史は戦争と病気の歴史と言っても過言ではありません。そのため七転八倒しながら武器や医学が発達したのです。

アメリカの先住民は西洋人が持ち込んだ病気によって滅びてしまうところでした。日本もやって来る南蛮人の数が多かったら大変なことになっていたはずです。見た目が不潔だったので南蛮人と呼んだのかもしれません。

近代でも世界的な病気の大流行が西洋から始まることがあります。少しは清潔なローマ人を見習ってほしいものです。
imgp5642sxx.jpg
ローマ皇帝は国民の幸福を必死に考えました。そして病気の流行を防ぐために清潔第一とされ長大な水道橋を作り上下水道を完備したのです。公衆便所は全て水洗です。ベルサイユ宮殿のようにどこでもウンコではないのです。

さらに大きな公衆浴場を帝国中に沢山作りました。これによりローマ帝国では病気が流行することなどなかったのです。

現在の日本では上下水道は完備しています。しかし一度汚れた水に薬を入れて何とか飲めるようにしているのです。しかも深刻な水不足になることがあります。

ローマ帝国を見習い水道橋を張り巡らせれば全ての問題は解決します。ローマン・コンクリートを解明した上で水道橋を作るべきなのかもしれません。

コロセウムも国民の幸福のために作られました。コロセウムでは非常に残虐なことが行われたという話があるのですが、ローマ人を嫌うゲルマン人の捏造か中傷の可能性があります。

スペインの闘牛でも毎日何人も人が死ねば怖がって誰も見に来なくなると思います。それはローマ人も同じです。それに残虐なことをやるとローマ皇帝は性格を疑われ元老院に殺されるかもしれないのです。

負けた剣闘士を生かすか殺すかは観客が決めたそうなので、よほど見っとも無いことをしない限り助かったのかもしれません。観客は人が殺されるのを見たいのではなく、近衛十四朗のような立ち回りが見たいのです。

剣闘士には奴隷だけではなく一般市民も名誉と金のためになったと言われます。あくまでサーカスであり娯楽だったのです。

もちろん娯楽は闘技場だけではありません。映画で有名になった戦車競技場はコロセウムよりはるかに多くの観客を収容できました。そして様々な大劇場で行われた芝居や音楽、豪華な公衆浴場、他にも現代に伝わっていないものが多くあるのかもしれません。

またローマン・コンクリートが後世に伝わらなかったように我々の知らないローマ帝国の優れた発明がまだ多くあるのかもしれません。そして素晴らしい芸術もゲルマン人の破壊によってほとんど残っていないのです。

もともと野蛮なゲルマン人はより野蛮なフン族の虐殺から逃れるためにローマ帝国に難民として受け入れてもらったのです。

しかし野蛮なゲルマン人とゲルマン人を野蛮人扱いするローマ人がうまくいくはずがありません。両者はたびたび衝突したりあるいは仲良くなってフン族を撃退します。

ローマ皇帝は金の力でゲルマン人を傭兵にし飼いならそうとしますが、野蛮なゲルマン人にお金のありがたさや宝物の価値は理解できません。

やがてゲルマン人の傭兵隊長オドアケルがクーデターを起こしローマ皇帝の座を乗っ取ってしまいます。しかしオドアケルはゲルマン人の極一部だったので誰からも相手にされずローマ帝国はバラバラになり滅亡してしまったのです。

恩を仇で返す、ひさしを貸して母屋取られる、飼い犬に手を噛まれるとはこのことです。

ローマ人はパンとサーカスによって最低生活のレベルは高く金持ちでない人は大金持ちでした。しかしローマ帝国が滅びるとパンとサーカスはなくなり貨幣価値もなくなるのでローマ人はゲルマン人と同じ自給自足の貧乏生活になってしまいました。

ローマ帝国が滅びてからのヨーロッパの人口の激減振りは凄まじいものがあります。天国から地獄に落ちたローマ人は絶望し子孫を作るのをやめてしまったようです。今の日本と似ています。

ローマ帝国が滅びると人口の減少とともに読み書きできる人がいなくなり詳しい歴史が残っていません。文明と言えるものがなくなり少数の野蛮なゲルマン人の支配が長く続くのです。

ローマ帝国が滅びてから1000年以上にわたりヨーロッパを暗黒時代と呼ぶことがあります。中世になると人口だけは増えましたが相変わらずゲルマン人だったのです。

ゲルマン民族という言葉は近代になって西洋人が自らが蛮族であることを隠すために作られたそうです。

2000年前世界の人口が2億人と言われた時代にローマ人の人口は6千万人を超えました。三人に一人がローマ人だったのです。それに比べればゲルマン人の人口はわずかでした。つまり「ゲルマン民族の大移動」ではなく「ゲルマン人難民受け入れ」と言った方が正しいのかもしれません。

あと忘れてはならないのがオリンピックです。ギリシャ・ローマ時代に四年に一度1000年以上にわたって一度も途絶えることなく続きました。ギリシャ・ローマ時代にも戦争はありましたが比較的平和だったのです。

ローマ帝国でもキリスト教が国教になるまで続きました。もちろんオリンピックに出るための予選の試合も盛んに行われたと思われます。パックス・ロマーナ「ローマの平和」と言われるようにローマ人は平和と幸福を何百年も享受したのです。

しかし、あまりにも繁栄しすぎて怖いもの知らずになりゲルマン人を難民として受け入れてしまったのかもしれません。

我々よりも何もかも優れているローマ人に見えますが、ローマ人も人間です。何か見落としたことがあったのです。

なんとローマ帝国には警察がなかったのです。パンとサーカスによって貧困による犯罪がなかったので必要ないと思ったのかもしれませんが、犯罪は欲望や感情によっても起こります。

ローマ帝国で犯罪が起きると日本の侍のように助っ人を頼んで仇討ちをしなければならなかったのです。そのためかローマ帝国も後半になってくると治安が悪くなったようで、権力争いなのか殺されるローマ皇帝が多くなります。

しっかりとした警察制度や裁判制度があれば、たとえゲルマン人を受け入れてもローマ帝国は滅びなかったのかもしれません。

我々は過去のものは全て劣っているという色眼鏡を持っています。ところが実際は2000年前のローマ帝国、2500年前の孫子の兵法と現在よりもはるかに優れたものが多く存在しているようです。

我々は円谷さんに匹敵する映画を作ることもできません。孫子の兵法で「敵を知り己を知れ」と言うように自らの無知無力を素直に認め謙虚さを美徳にしなければなりません。

生命も生活も保障されない世の中で自分だけ幸福になればいいというものではありません。全ての人が幸福にならなければ誰も幸福にはなれないのです。

全ての日本人は運が悪ければ路頭に迷い餓死するぞ、と脅迫されながら生きています。したがって金のためなら何をやってもいいと思ってしまうのは仕方のないことです。我々はまさに地獄の中を生きているのです。

やがて景気が良くなれば全てが解決すると信じている人は多いかもしれませんが、それは期待できません。

バブルの時は、儲かった経営者が大盤振る舞いをしたために多くの人が恩恵を受けました。しかしバブル崩壊を経験した以上、もう経営者が大盤振る舞いをすることはありません。

万が一景気が良くなっても儲かる人は極一部であり、多くの人は奴隷以下となり貧困に苦しむのです。歴史は繰り返し帝政ロシアになるのです。

共産主義が間違いであったように、資本主義も正しいとは言えません。何も考えず、ただ競争し突き進むのは、集団自殺でありファシズムだとローマ帝国は教えているのです。

共産主義は全ての人の自由を奪いました。資本主義は自由なようですが、多くの人は奴隷のようになり自由は奪われます。しかしローマ帝国のパンとサーカスは最低限の生活を保障することで、完全に全ての人を自由にしてしまうのです。

少し考えればユートピアはいつでもすぐそばに存在しているのです。
16911636.jpg
これは2000年前のローマ帝国です。高層ビルが当たり前のように建ち並んでいます。さすがにバベルの塔のようなものはないようです。しかしバベルの塔がないのは正しいのかもしれません。

学者は完全に危険だと証明されなければ安全だと言い続けます。つまりバベルの塔が倒れるまでバベルの塔は安全だと言い続けるのです。まるで科学の名を借りた宗教です。

デジタルでしかものを考えない学者達は少なからず自信過剰で怖いもの知らずの馬謖なのです。

人は苦しみながら本来の力を出すことはできません。勤労者を苦しめ自分だけ儲けようとする経営者は、結局は失敗するのです。

勤労者を好待遇にし勤労者と一緒に儲けようとすれば、人は集まり意欲も高まるので経営者は損をして得を取ることになります。

現在は人口だけは多いのですが、ほとんどの人が苦しみながら生きている感じがします。これを大繁栄と呼んだらローマ人に笑われてしまうのです。

コメントの投稿

非公開コメント

初めまして

初めまして。面白いブログですね。よろしくお願いします。

Re: 初めまして

> 初めまして。面白いブログですね。よろしくお願いします。



興味を持っていただいて有難うございます。こちらこそよろしくお願いします。

Re: No title

> 金納雅彦さま、こんばんわ。
> いつもありがとうございます。


自分の意見を聞いてくださり有難うございます。

どうかお大事にしてください。

No title

ご訪問頂き有難う御座います。拗らせてしまったゆえ、しつこいいまだに体調がすぐれません。もう少しお時間をください。本日は有難う御座います。

Re: No title

> ご訪問頂き有難う御座います。



私のように無理をしないで活動してください。お大事に。

No title

今年も終わろうとしています。お元気で頑張っていらしゃると思います。!
今年は大変お世話になりました。今日はクリスマスですが、世の中は苦しんでいる人が多いようです。汗)
よいお年をお迎えされますようお祈りいたします。☆

Re: No title

> 今年も終わろうとしています。お元気で頑張っていらしゃると思います。!



こちらこそ今年はお世話になり有難うございます。よいお年を。
いろいろと自由に主張していきたいと思っています。
水のように無理をせず流れるままにやっていきます。

No 佳きお年を。!

今年は楽しくお付き合いできました。有難うございます。!
来年はますます元気で健康第一にお暮しください。☆
来る年もよろしくお願いいたします。☆

Re: No 佳きお年を。!

> 今年は楽しくお付き合いできました。


鎖国気味な私にコメントをいただき本当にありがとうございます。
来年からは途切れることなく続けていきたいと思っています。
そうめんのように細く長くやっていきますのでよろしくお願いします。
プロフィール

呉越の戦い

Author:呉越の戦い
金納雅彦 1958年2月20日福岡県に生まれる。中学生時代に無理な勉強をしてストレス病になり、いまだに治りません。しかし様々な経験から合理的に考えることの重大さを知ります。そして明治政府が孫子の兵法に大きく関係していることを発見します。以後、孫子に傾倒し研究を続けています。

「弱者の味方 孫子の兵法 」 簡単でよくわかる
最新記事
Translation(自動翻訳)
ナイト2000

きんのうまさひこきんのうまさひこ

カテゴリ 古い順
カレンダー 月
飛びます80くん2
つよさゲッター
呉越の戦い
ローマ帝国宣伝マン
せいべつ
レベル
ちから
すばやさ
こうげき力
しゅび力
EX
メッセージ1
メッセージ2
本日の残り時間
消す?
消す?

終わる時は更新ボタンを押してください。
※JavaScriptをONにしないと利用できません。

リンク
カウンター
PikaPika_Atlantis
Present's by
3ET
MMOタロット占い
非常ボタン
キラキラ星2
UFOを見たら幸運
招き猫